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2006年02月
2006年02月18日
住まいの環境問題マメ知識
●住まいの環境問題マメ知識
1.恒常性(=ホメオスタシス)とは
生命を維持するために体内の環境を一定に保とうとする働き
=自然治癒力(本能)
最近では、地球それ自体が一個の生命体であるとするガイア理論
により地球の恒常性(=ホメオスタシス)についても議論が為されている。
2.恒常性(=ホメオスタシス)を脅かす環境問題
【生命を維持するための恒常性(=ホメオスタシス)と環境問題の構造】
実は、環境問題で挙がっているキーワードそれぞれが密接な関連と恒常性に多大な
影響を与えています。
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つまり、毎日の生活スタイル(衣・食・住)の改善を実践していくことが
最も大切なのですね。シックハウス症候群、化学物質過敏症、環境ホルモンによる障害
などの疾患に対して医学的な根治療法の決め手がまだ無いようです。
生体の持つ恒常性(ホメオスタシス)を整える(自己回復力を高める)環境作りが
最も重要ではないでしょうか?
住環境の改善を推奨致します。私共に御相談下さい。
■無料問診(info@kansha-de-ikite.com)
3.用語の解説
1)シックハウス症候群:
シックハウス症候群は、住居内での室内空気汚染に由来する様々な健康
障害の総称を言います。厚生労働省の室内濃度指針値よりも高い値(もしく
は、その前後あたり)のVOCで症状が出現し、問題となる住宅、環境など
から離れると症状が軽快、あるいは消失することです。
その背景には、住宅の高気密化、高断熱化が進み、新建材と呼ばれる化学
物質を含有した建材を多用したことにより、室内空気が化学物質などに汚染
され、そこに住まう人の健康に悪影響を与えてしまうようになりました。
2)化学物質過敏症:
最初にある程度の量の化学物質に暴露されるか、あるいは低濃度の化学
物質に長期間反復暴露されて、一旦過敏状態になると、その後極めて微量
の同系統の化学物質に対しても過敏病状になることです。厚生労働省の室
内濃度指針値の1/10~1/20など、通常の人なら適応できるような極めて微
量で病状が出てしまうことをいいます。
(2006年1月29日(日)23:00~TV朝日系
素敵な宇宙船地球号『テーマ:化学物質過敏症』放映)
3)VOC:
揮発性有機化合物Volatile Organic Compounds
沸点が50~250℃と比較的に低い温度で蒸発する有機化合物です。
厚生労働省 室内濃度指針値で定められているVOC(13物質)
は以下のとおりです。
※指針値は通常一生涯摂取しても健康への有害な影響は受けないとされる値
※クロルピリホスは、建築基準法において使用禁止
※ホルムアルデヒドは、建築基準法において使用面積制限
4)環境ホルモン:
外因性内分泌(エンドクリン)撹乱物質と言います。内分泌系は、ホルモンと内分泌腺
で構成されております。1997年米国スミソニアンワークショップという環境ホルモンに関する会議
にて定義された環境ホルモンとは、「生体の恒常性(ホメオスタシス)、生殖、発生あるいは
行動に関与する種々の生体内ホルモンの合成、貯蔵、分泌、体内輸送、結合、
そしてそのホルモン作用そのもの、あるいはクリアランスなどの諸過程を阻害する性質
を持つ外来性の物質」
●ホルモンとは
「刺激する」、「起動する」という意味のギリシャ語に由来する言葉であり、「体内の
特定の組織で生成され直接体液中に分泌されて運ばれ、特定の組織の活動を調節
する生理的物質の総称」を言います。
●ホルモンのはたらき
個々のホルモンレセプターを刺激して遺伝子を活性化し、必要な生体反応を
起こす。レセプターが鍵穴で、鍵がホルモンの役割となります。
問題は、外来性物質の中に合鍵の作用をする化学物質があるということでそれが
環境ホルモンの作用です。つまり環境ホルモンは外来から体内に
侵入し、生体内でホルモンのようなふるまいをする物質と言えます。
●私たちの近くにある環境ホルモン
上記の一覧で赤太字の物質は、過去に重大な被害があった物質か或いは
現代でも比較的に私達のまわりに多く存在しています。
★過去に重大な被害があったが現在は使用していない、または使用が少ない
ポリ塩化ビフェニール類(PCB)、DDT、トリブチルスズ、
トリフェニルスズ、カドミウム、水銀
★現在でも使用されている(建材等)
ビスフェノールA (ポリカーボネート樹脂、エポキシ樹脂の原料)
フタル酸エステル (塩化ビニル樹脂の可塑剤原料)
トリブチルスズ (船底塗料)
鉛 (一般塗料、建築塗装・防水剤、充填剤)
スチレン (FRP用ポリエステル樹脂の溶剤)
アルキルフェノール(洗剤などの界面活性剤)
フタル酸ジ-n-ブチル(塩化ビニル樹脂の可塑剤原料)
4.すまいの環境問題対策
建築に関する規制として平成15年に建築基準法が改正され床下や基礎に
使用されていたクロルピリホス(防虫・防蟻剤)は使用禁止になりました。そして壁・天井に
使われるベニヤ板材に含有されるホルムアルデヒド(ホルマリン)(接着剤・消毒剤等)は
使用面積制限になりました。
しかし、家具、ピアノ、電化製品など建材を除く家屋内の様々な物に化学物質
が含有されています。また、建築技術の進化?により化学物質を使用しない訳には、
いかなくなってます。
では、そんな住まいが現在作れるのでしょうか?
昔ながらの住まいとするために逆に最新の技術を駆使し、可能な限り自然素材で作
られ、化学物質を可能な限り使用しないで建てられた施設があります。
●NPO化学物質過敏症支援センター(伊豆修善寺転地療養施設 脱化学物質コミュニテイー
「あいあい姫之湯」)2004年7月竣工
■特徴; 外壁 :土塗り壁(漆喰塗り)
構造 :薬剤処理されていない天然乾燥杉材
珪藻土仕上 :厚さ
室内家具建具 :イタヤカエデ
接着・止水剤 :不使用
防腐・防虫剤 :不使用
■詳しくは、NPO化学物資過敏症支援センターのホームページを(http://www.cssc.jp/)
金物をできるだけ使用しない
レッカーのデイーゼル排気ガスを向けない
杉材の壁下地 ![]()
漆喰2回塗り 厚み26mm以上
投稿者 地元の建物のお医者さん : 2006年02月18日 16:43 | コメント (0) | トラックバック


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